ウィークリーマンション☆壺屋ガーデンハウス

はいたい！　壺屋ガーデンハウス管理人のNaoNaoです。

９月１日から３日間、沖縄はお盆でした。　沖縄は旧暦でお盆をします。

ガーデンハウスには、私の父方の祖母のトートーメ（お仏壇）があります。　今　この場所に壺屋ガーデンハウスがあるのも、私がここで仕事が出来るのもご先祖様のお陰です。　慣れないお盆のしきたりではありますが、日頃の感謝の気持ちを込めてご先祖様のウンケー（お迎え）からウークイ（お見送り)をしました。　本土とはまた違ったお盆の習慣ですので、紹介します。

９月１日　ウンケー（精霊を迎える日）
位牌・仏壇をキレイにして、お花・果物・ちょうちん等を飾ります。
お盆にはウンケー　ジューシー（沖縄の炊き込みご飯）を備えます。



サイドにあるサトウキビは、グーサンウージといって精霊の杖になります。　ジューシーは生姜を混ぜます。　生姜は魔よけになるといわれているからです。

夕方には、　ウンケーサービラ　(お迎え致します）　


メンソーレ　（ようこそいらっしゃいました）　と言って線香を炊きお迎えします。　（本当は大きく火を起こしてお迎えするみたいです。。）

９月２日　ナクヌヒー　(お盆中日）
このナカヌヒーは、お中元をお仏壇のある家に持って行き、ウートートー(お参り）する日です。
ナカヌヒーの朝ごはんは　ソーメン汁におかずをお供えします。（各地域、家庭によって違います。　自分達と同じご飯で、ご先祖様が喜びそうな物であればなんでも良い?とおもいます）


９月３日　ウークイ　（精霊を送る日）
ウークイはとても大切な日で、仏壇のある家に親戚が集り食事をします。　（本家宅のお嫁さんがとっても忙しい日です、。）
あ。そうそう、この日はお昼に白玉団子を作り、ぜんざい等を備えます。　私も　白玉団子作りましたよー。
夜はお重を用意します。

ではここで　ウークイの説明。写真は本家宅での模様です。
本家長男・家長が代表してご先祖様にウークイの挨拶をします。　同時に親戚一同でウートートーします。


挨拶も終わり、ご先祖様があの世にお帰りになられて不自由しないように　ウチカビ(あの世でのお金・打ち紙）を燃やします。
家族１人ずつ　順に燃やしていきます。　


ウチカビの後は、お供えした料理やお花をひっくり返し、ウチカビをしたボウルに入れていきます。
　


その後は、みんなで玄関に行きご先祖様をお見送りします。

そして、親戚はテーブルを囲い　お供え物に中味汁・ご馳走を頂くのです。

今回のお盆で思った事。　私は６人家族でなかなか家族が全員集る事がありません。　しかしこのお盆を通じて　普段会えない家族や親戚が一同に集り親交を深める。　本当に　ありがたいご先祖様からプレゼントのような気がしました。

そして、ご先祖様をお送りするエイサーの踊りと音楽が聞こえて今年も幕を閉じました。